バランススコアカード作成・活用による経営戦略目標策定・展開

近年、組織での戦略目標展開および経営品質向上や品質マネジメントシステムの活性化・有効性向上に、バランススコアカードの活用が注目されています。

品質マネジメントシステムでは、品質方針と整合性をもった品質目標を設定し、目標達成のために部門に展開していく必要があります。これらの要求を満たすために『バランススコアカード』は威力を発揮します。日常のビジネス活動と品質マネジメントシステムとが別々の活動になることを防ぎ、経営戦略の展開を支援するツールとなります。品質目標をバランススコアカードに落としこんで活用すると、品質マネジメントシステムと戦略目標が一致し、日常の経営と品質マネジメントシステムがうまく融合したマネジメントシステムを構築できます。

品質マネジメントシステムをもう一段ステップアップさせる経営改善の手段の学習や導入に、ぜひ当研修にご参加ください。

バランススコアカードとは、トップマネジメントが持つ経営のビジョンを実現するための戦略目標を明確にして、その戦略目標を数値化した＜財務の視点＞で目標を設定し、さらにそれを実現する＜顧客の視点＞、顧客の視点の目標を実現する＜プロセスの視点＞、そしてそれらの目標を実現する＜学習と成長の視点＞での目標づくりの因果関係を考えながら順を追って作成していくものです。

品質マネジメントシステムに置き換えると、“目標の達成すなわち経営者の責任”が＜財務の視点＞“顧客満足測定分析・改善”が＜顧客の視点＞“プロセスとしての製品実現”が＜プロセスの視点＞“資源と運用管理”が＜学習と成長の視点＞と関連し、品質マネジメントシステムの要求事項とバランススコアカードの４つの視点が整合しています。

本研修では、バランススコアカードの意味や役割の理解、現実に役立つバランススコアカードを作成する方法、そして品質マネジメントシステムでの活用方法等について、実践経験を交えながら分かりやすく説明をいたします。

グループ（5人以下）編成し、演習を含め週1回・4週にて実施します。