BCP/BCMコンサルティング
予想できない自然災害や事件・事故の発生、組織の社会的責任に対する要求の変化などを背景に、BCM(Business Continuity Management:事業継続マネジメント)の必要性が高まっています。
これまでBCPの必要性は感じつつも、まだ準備・対応できていない企業には、いざという時に機能するBCP(事業継続計画)の策定を、また既にBCPを策定済みの企業には、これまで策定したBCPが、いざという時に本当に有効であるかの見直しを支援します。そして、このBCPが事業継続の停止のリスクを最小限に抑え、事業を継続し顧客の要求を満たすことで、その信頼性を高めて競争優位性を獲得することが可能な事業継続マネジメントシステムの構築を支援します。具体的には、
- 組織がなぜ事業を継続しなければならないのか、そのためには何を考え、どのような備えをしなければならないか。今回の大震災を経験して、経営者として日頃から考えておかなければならない事は何かを再認識頂きます。
- 事業継続マネジメントの最大のポイントである「事業インパクト分析」の概念をしっかり理解し、さらに「リスクアセスメント」の概念も理解頂きます。
- 事業継続マネジメントを推進する上で必須のBCP作成の仕方の基本を身に付けて頂きます。
- 実状にあったBCMS導入計画を企画し、日常業務との両立を図ります。
- ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO22000等の他のマネジメントシステムの国際規格と関連づけ、効果的な導入・活用をはかります。
これらを貴社の実状にあわせて実務指導します。
BCMS(事業継続マネジメントシステム)構築のフローチャート
BIA(BUSINESS IMPACT ANALYSIS)事業インパクト分析
想定される事業の中断の影響の内容と範囲について、時間の経過による変化を検討します。その上で、活動とサービスごとに許容できる最大の停止時間(MTPD)の特定と、目標とする復旧時間(RTO)と復旧のレベル(RPO)及び復旧に必要な経営資源の決定を行います。
RA(RISK ASSESSMENT)
重要な活動(供給者や外部委託先から提供される活動も含む)とそれを支える経営資源について、事故や災害の規模の大小に関わらず、様々な理由で事業が中断された場合でも、重要な事業を継続できることは企業にとって必須条件です。そこで、事業継続マネジメントに係るリスクとして、災害リスク(自然災害やテロ攻撃・火災・新型インフルエンザなど)だけではなく、業種固有のリスク(経営管理リスク、システム障害や人員流出、法務リスク(情報セキュリティ違反や法令違反など)・設備事故・部品供給停止、インフラ障害など)を含むリスクを測定し評価します。
IMP(INCIDENT MANAGEMENT PLAN)インシデントマネジメント計画
緊急事態への対応手順を含め計画します。